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基本
- qq3c2zm9k
- 2020年3月21日
- 読了時間: 1分
「作るのが一番難しいものはなんですか?」とか、
「こだわっているものは?」とか、
自分にとっては禅問答のような難解な質問をされることがある。
一言ではなかなか答えられない。
正直言って「作るのは全部難しいです」
となってしまう。
「あーでもあり、こーでもあり」
となってしまう。
ただ、ひとつ解りやすい答えとして
いつも思っていることがある。
むかしむかし、あるところである陶芸家が
「作陶に迷いが出てきたら(飯碗)をつくる」
と言っていた。
自分にとっては何だろうか?と考えたとき、一つの答えが出た。
それは「コップ」
飾りけのないコップやタンブラー
これが自分の吹きガラスの核になっているのではないか・・・
ワイングラスやその他の器はその延長線上にあるもののような気がする。
自然にそれを意識しながらガラスを吹いているような気がする。
作る充実感と使う充実感が一番じわっとくるのはコップ、タンブラーだ。

